ダンスについて

ダンススポーツとは

ダンススポーツは、社交ダンスから発展したニュースポーツです。
音楽に乗ってカップルが演技する美しく華やかなスポーツです。

かつて、コミュニケーションの手段だった社交ダンスが競技ダンスとして競われるようになり、やがて中国などを中心に世界中に普及していったことからIOCからの助言もあり、ダンススポーツという言葉に統一されました。
日頃から鍛えられた身体の能力と訓練された高度な技術でスピード、パワーに加え、音楽を身体で表現する芸術性とスポーツ性を兼ね備えたダンススポーツは、フィギュアスケートなどとともに近い将来オリンピック種目になることが期待されています。

社交ダンスとしては、ご存じの方とにとって、ダンススポーツって言うと、何? と感じる方も多いと思いますが、子供から障害者まで含め、生涯に渡って出来るスポーツです。
是非、みなさんも、始めてみませんか?

ダンススポーツの始まり

もともとはヨーロッパで「ボールルームダンス」として誕生しました。日本でも明治時代に鹿鳴館から広まり、戦後は、「社交ダンス」としてダンスホールを中心に広がっていきました。
こうした中、1977年4月に日本アマチュアダンス協会(JADA)が設立され、1999年には、それまでの組織を改組し、日本ダンススポーツ連盟が設立発足しました。

このときに、社交ダンスが関わっていた「風俗営業適正化法」から脱却し、生涯スポーツとして発展させるべく「ダンススポーツ」という言葉が使われ始めました。
「ダンススポーツ」は、世界に通用する言葉で、欧米各国、中国などを中心に、世界中に普及しています。

ダンススポーツの特徴

スポーツは、「身体」を強くし、健康を増進するだけでなく、爽快感や達成感、連帯感をもたらし、日常のストレス解消の手助けをしてくれます。人生を豊かに生きるためには、「体」と「心」の両面の健康との安定が必要であり、スポーツを楽しむことがその手助けをしてくれます。

ダンススポーツには、娯楽性、社交性、芸術性、スポーツ性などの要素がありますが、我々はその中でも特にスポーツ性に着目し、生涯スポーツとして、また競技スポーツとしてダンススポーツを楽しみ、その振興に努めています。
特にダンススポーツは、年齢、性別を超えて、手軽に安全に楽しめる生涯スポーツとしての特徴を持っています。
高齢化社会を迎え、生きがいと活力をもたらす生涯スポーツとしてのダンススポーツが果たす役割は、ますます重要になっていくと思われます。

ダンスをはじめよう

どうやってダンスを始めるか?

ダンススポーツにはいろいろなの楽しみ方がありますが、正しく、美しいダンスを踊れるにこしたことはありません。
ダンスがうまく踊れるようになるためには、その目的と、費用、時間、場所、等によっていろいろな選択肢があります。

いろいろなダンスの楽しみ方

(1) 生涯スポーツを目的として ...... 定期教室、練習会、パーティなど
(2) 交流を目的として ...... パーティなど
(3) レベルアップを目指して ...... 競技会、発表会、技術認定会、など
(4) 華麗なダンスを楽しむ ...... トップ選手の競技やデモンストレーションの鑑賞

ダンスを覚えるには

(1) 大学などの部活動

・費用は安いが参加資格が制限される。

(2) ダンス教室

・個人レッスンを受けることができ、正しいダンスを早く身に着けることができる。しかしながら費用負担は大きい。
・初心者向けの団体レッスンもある。

(3) スポーツセンター等の定期教室

・1クルー10回程度(約3ヶ月が多い)で料金も低価格。
・ただし長く続けても同じレベルの繰り返しとなり、これだけで上達を望むのは難しい。
・定期的に運動することが目的なら最適。

(4) 社会人サークル

・定期的に練習会やレッスンを行なっている
・団体レッスンが主で料金は安い。
・プロ講師を招いているサークルはある程度高くなる。
・サークル毎に特徴がある。

その他いろいろありますが、要は自分に合った方法を選んでください。

さらに上達を図るには

(1)競技会に出場するレベルくらいになってくると、大切なのはレッスンと練習。
(2)プロのインストラクターあるいはサークルの指導者からのアドバイスを、繰り返し練習して身に付けること
(3)練習場の他、各地で自由練習会が頻繁に開催されています。
(4)自分の踊りをビデオに撮って振り返るのも有効です。

認定サークルに入ろう

社会人サークルの中でもJDSFの認定サークルには、技術や指導経験を積み重ねた指導員がいて、定期的に練習会や講習会を開催しています。
特徴は、比較的安い費用で参加でき、レベルの高い技術習得も可能でとなることです。
また、サークルのメンバーと新たな仲間をつくることができます。
サークル紹介のページに、神奈川県内のサークル一覧表がありますので、身近なサークルを見つけてください。

競技ダンスのすすめ

ダンススポーツの楽しみ方の一つに競技ダンスがあり、何組ものカップルの競技選手たちが同じフロア内・同じ音楽で踊り、その技術や表現性を競うものです。選手権戦のようなトップクラスの大会から、初級クラスまでの競技会までレベル分けされています。

綺麗な衣装で着飾り、音楽に乗って自分を表現する競技ダンスの世界は、非常に華麗で楽しい世界です。あなたも競技ダンスをはじめませんか?

ランキング戦

JDSFの公認競技会では、上位クラスから順に、A級、B級、C級、D級、1級、2級、1級、3級、4級、5級、6級というようにランク分けされています。
競技会に出場するということは、大勢のカップルの中で自分たちの競技レベルが評価されます。結果的には、少しでも次のステップに進みたいとか、もっとうまくなりたいといったモチベーションが生まれます。これにより、目標を持って練習を行うことになり、ダンスがうまくなってきます。
最初は6級や5級からの下位級から始め、1つずつステップアップすることをお勧めします。

競技会に出場するには

出場資格

JDSFの選手登録(会員登録も含んでいます)を行って、競技会の申込書を提出するだけで競技会(ランキング戦)に参加できます。
選手登録が済んでいなくても出場できるクラス(6級戦、ノービス戦=1級戦相当)もありますが、昇級資格を得た場合は、必ず選手登録を行なわなければなりません。

選手登録と会員登録

選手登録を行うには、認定サークルの会員(またはDSC会員)であることが必要です。6級戦やノービス戦で昇級資格を得てからJDSF会員になることもできますが、あらかじめ、自分に合ったサークルの登録しておいた方が良いでしょう。

服装について

上位クラス(3級以上)の競技会では、スタンダード種目は男性が燕尾服、女性はスタンダード用ドレスを着用、ラテン種目は男性はラテン衣装、女性はラテン用ドレスを着用します。正装とかWDSF規定とも呼びます。
下位クラス(3級以下)の競技会では、男性はジャケットorベスト・タイ、女性は練習着など(スカートの長さに規定があります)を着用します。 平服という表現を行います。
フロアを保護するために、ダイアストーン・パール・スパンコール・ビーズ・フェザー類の装飾を禁止する、準正装・準平服といった規定もあります。
靴はダンスシューズを着用します。

規定フィガー

また、4級以下の競技会では、ベーシックステップ中心で競技を行うため、使用できるフィガーに制限があります。

JDSF会員になるには

JDSF会員のメリット

(1)公認競技会に出場できる他、技術認定制度での資格取得、指導員資格の取得も可能になります。
(2)JDSF各団体が主催する、講習会やパーティなどを会員価格で参加できます。
(3)JDSFが販売するグッズ(CD、DVD、練習着、主要競技会のチケット)を会員価格で購入することができます。
(4)JDSF本部から年4回、JDSF神奈川県からも年2回程度、広報誌が発行されお手元に届きます。
(5)ダンスショップやダンス教室等の協力店とも連携しており、会員証の提示で各種割引サービスを受けることができます。
(6)ダンスビュウやダンスファン等の情報誌を特別価格で購入できます。

JDSF会員になるには

サークル紹介のページに、神奈川県内のサークル一覧表がありますので、身近なサークルにご連絡ください。 または、各支部までご連絡をお願いします。

公益社団法人 日本ダンススポーツ連盟(JDSF)について


わたしたち神奈川県ダンススポーツ連盟が加盟している、公益社団法人 日本ダンススポーツ連盟(JDSF)について、ご案内の冊子が発行されていますので是非ご覧ください。
 連盟のご案内